2018年6月3日掲載
Louis Armstrong & Ella Fitzgerald   Porgy & Bess
Verve原盤       1965年録音

 ジャズ聴き始めの時には、間口を広げようと有名作品を積極的に購入していたことがあり、この作品もそんな1枚です。サッチモとエラのポギーとベス、これは好き嫌いではなく買わなければとの思いでした。

 そんな時から30年以上経過した今、こうして「今日の1枚」で取り上げるのですが、私には能書きを並べる知識がございません。国内盤で購入したなら解説を読んで知ったかぶりを並べるのですが、私が持っているCDは「Made in West Germany」ですので、それも無理なこと。ポギーとベスについて、ウィキペディアから少し引用します。

 アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラである。様式から言うとミュージカルの先駆的な存在である。1920年代初頭の南部の町に住む貧しいアフリカ系アメリカ人の生活を描いており、ジャズや黒人音楽のイディオムを用いて作曲されている。登場人物は1人の白人を除き全て黒人である。

 勉強になったと思いながら、私の持っている盤のジャケはよく目にするのとは違うなとも思いながら、この作品を聞いて見ます。

20180603

 サッチモとエラの存在感の重さと、悲しいテーマながら口ずさめる曲が多いガーシュインの曲作りの見事さを感じながらも、聴いていて嬉しくなる雰囲気を漂わせている作品です。ジャズ界の名盤なのでしょうけれど、肩肘張らずに聴きたい作品です。

 購入当時の印象とは違うなと思いながら、30年の月日を感じて聴き終えた今回でした。