2016年12月4日掲載
Junior Mance       Big Chief!
Jazzland原盤         1961年8月録音

「ピアニストの代表作は初リーダー作」との格言がありますが、このマンスさんもまさにその通りの方です。1959年に録音された初リーダー作「ジュニア」を、彼の代表作に押すことに、誰も異論がないでしょう。私も大好きな作品で、「今日の1枚」では1999年1月14日に取上げております。 

 そんなマンスさんですが、他にも素晴らしい作品は多々あり、「今日の1枚」でもそんな作品を4枚取上げてきました。今日取り上げるのも評判の高い作品です。ジミー・ローサー(b),ポール・ガスマン(d)とのトリオでの演奏です。

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 どんなテンポの曲でもマンスの個性が光って響いており、気軽に楽しむピアノ・トリオ作品ですね。ベースとドラムの力強さに乗ってマンスの軽快ピアノが疾走するブルース・ナンバー2曲のあとに、心に差し込むバラッド・ナンバー。最初の3曲の展開が素敵でした。