2016年2月10日掲載
Charles Lloyd        In Europe
Atlantic原盤           1966年10月録音

 私はチャールス・ロイドというお方を熱心には聴いてお入りません。ジャズを聴き始めて数年経った頃に名盤「フォレスト・フラワー」を聴き、その後は1999年のメルドーとヒギンズとの録音のを聴きいたくらいのものです。 

 今日取り上げる作品は廉価盤CDなので購入したものです。「フォレスト・フラワー」の翌月にスタジオ録音された本作品は、「フォレスト・フラワー」と同じメンバー、マクビー(b),ディジョネット(d),そしてジャレット(p)と録音されたものです。

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 充実した作品です。ロイドの演奏は、骨太で、テーマはではメロディの持ち味を活かしながら演奏し、アドリブでは飛びまわる演奏となっています。ロイドは東洋哲学に関心があったとのことですが、そんな雰囲気を感じさせるもの。
 マクビーのベースは後のロフト・ジャズに通じていくようなもので、彼の名盤「Alternate Spaces」(1999/5/3掲載)の匂いを感じます。
 ディジョネットのドラムは縦横無尽に、ジャレットのピアノは棘がある綺麗さを感じます。

 このメンバーでの録音はまだ数枚あるらしく、いつか出会えればと思っています。聴き応えのある作品です。