2006年3月3日掲載
Carlos Barretto     Impressoes
Groove原盤        1994年録音

 Carlos Barretto はベーシストで、この作品のリーダー。他に、Perico Sambeat(as,ss,fl),Francois Theberge(ts,ss),Bernardo Sassetti(p),Mario Barreiros(d)が参加しているクィンテット編成の作品です。全員がポルトガルの方だと思います。

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 香港に住んでいるので、マカオはお隣。何度か行ったマカオは、1999年まではポルトガルの植民地でした。そんなことでポルトガル料理は何度か食べたことがありますが、マカオは中国人社会。従って、ポルトガルのイメージというと、なかなか思い浮かべられないのです。

 ヨーロッパの端にある国とのイメージですが、かつては数多くあった植民地も、マカオを最後に全て失ったこのポルトガルとは、どういう国なのでしょう。そんな思いを持ちながら聴き始めましたが、やはりジャズを通して、その国を知ろうというのは無理なことなのでしょう。

 さて、本題。軽快なタッチで進んでいくベースとともに、ピアノが光と影を表現していきます。そして2管が、小鳥のように飛び交っている内容。愛聴盤になるような作品ではないのですが、クィンテット作品でのどかな風景を感じたい時には適している作品でしょう。

 さてポルトガルなのですが、のどかな雰囲気な国なのでしょうか。