2001年4月3日掲載
Bookker little & Booker Ervin
Jazz In The Garden
Warwic原盤   1960年8月録音

 この時期のブッカー・リトル(tp)はマックス・ローチのバンドに所属しており、ドルフィーとの歴史的なファイブ・シポットでのライブを行なう前年になります。またブッカー・アーヴィンはミンガスのバンドに参加していた時期にあたります。

 僕が13年前にこの作品をCDで買った際には、この二人のコ・リーダー作となっておりましたが、実際はテディ・チャールズ(vib)率いるニュー・ダイレクションズの作品なのです。メンバーはマル(p),アディソン・ファーマー(b),エド・ショーネシー(d)であり、このクァルテットに両ブッカーがゲスト参加したものです。

 さて、この作品のタイトルなんですが、マンハッタンにある美術館でメトローム誌が主催した「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」と名付けられた屋外コンサートが定期的に開催されており、それをそのままこの作品にしたものです。ってことで当然この作品は、このバンドがその屋外コンサートに出演した時のライブ盤です。

20010403

 CDケースからこれを取出したのが13年振りになるのですが、実はこの作品の内容についての印象が全く無かった。その理由を、テディとマルが作り出す実験的なサウンドと、両ブッカーの勢いのいい管とは、水と油でマッチしておらず、ダメ盤として頭の中で処理したのだと思ったのです。でもこうやって聴いてみると、両ブッカーを気持ち良く吹かしていますよ。

 しかしね、テディの本音は、両ブッカー抜きで演奏した「take three parts jazz」でしょう。テディ率いるPrestige Jazz Quartetで取り上げられている曲なのですが、想像通りの実験サウンド、両ブッカー入りの演奏との差に、聴いていて思わずニッコリしていましました。