2001年12月30日掲載
Joe Roland           Joe Roland
Bethlehem原盤      1955年3月録音

 何でもヴァイブ奏者のジョー・ローランドは、1951年にジョージ・シアリングのバンドに入って、名前が知られるようになったとか。この作品が彼の数少ないリーダー作だそうでが、購入した理由はピアノのフレディ・レッド。例の「ザ・コネクション」での演奏が有名なお方だが、ここでの演奏はそれより4年前のも。ディック・ガルシア(g)も入ったクインテットでの演奏です。

20011230

 レッドのピアノに「ザ・コネクション」のスリルがないのは、客演ということで当然かな。

 ローランドのヴァイブが当然中心になりギターとピアノが、適度にスィングした1枚。数多の歌手が取り上げている「teach me tonight」で聴ける気軽さが、小さな夢を見た気分にさせてくれ、この作品全体の雰囲気を代表する良い演奏です。