2022年11月8日掲載
Duke Ellington         Mary Poppins
Reprise原盤             1964年9月録音

 先ずはメリー・ポピンズについてウィキペディアから引用します。

 1964年のアメリカの実写アニメーション・ミュージカル・ファンタジー映画。P・L・トラヴァースの著書「メアリー・ポピンズ」シリーズを基に、ロバート・スチーブンソンが監督、ビル・ウォルシュとドン・ダグラディが脚本、ウォルト・ディズニーが製作を担当した。

 この映画のアメリカでの公開は1964年8月29日、そしてエリントンがこの作品を吹き込んだのが1964年9月6, 8, 9日です。

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 物語は、ロンドンの夫婦と小さな2人の子供がいる、厳格な家庭が舞台で、子供に関することはナニー(乳母、教育係)任せでした。2人の子供は悪戯好きで、ナニーは長続きせず、父親が新しいナニーの募集文章を考えていたところ、子供が「優しくて、美しく、親切でおもしろいナニー希望」との文章を書きましたが、父親はすぐにそれを暖炉に放り込んでしまいました。しかしその文章は雲の上のメリー・ポピンズの元に届き、メリー・ポピンズが新しいナニーになり、そこからこの家庭にいろんな物語が起きていくという展開です。(ウィキペディアより)
 そんな過程の紆余曲折をエリントン楽団は、楽しく優しく穏やかな演奏で聞かせてくれています。

 そんな中で、コルトレーン・ファンは「チム・チム・チェリー」の演奏に興味を抱きます。エリントンとコルトレーンの個性の違いを、朗らかな気分で楽しむことできます。