2021年2月1日掲載
Daniel Zamir             One
ACUM原盤                 2009年録音

 「Amen」の続編となる作品、「Amen」と同じレーベルで、ジャケのデザインも続編といったものです。そして「Amen」と同様にヘブライ語で書かれているジャケですので、ディスクユニオンの本作紹介ページから、参加メンバーの情報を引用します。

 Jonathan Albalak(g), Nitay Hershkowitz(p), Noam Wisenberg(b), Daniel Dor(d), そして8曲中2曲にBerri Sacharoff(g) と Zohar Fresci(d) が参加しています。

 ソプラノサックスのザミール、この作品では歌ってもいます。

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 ジューイッシュ・ミュージックとジャズとの融合、そして独自のザミール節を展開する他の作品での、そして「Amen」での彼の姿よりも、ジューイッシュ・ミュージックをダイレクトにぶつけている作品です。「Amen」の最後の曲で、50秒間の無音の後に始まる12分間の祈りは、この作品への繋ぎ役だったのでしょう。

 ギターを効果的に使い、2015年の赤レンガ倉庫でも披露したザミールの歌も加わり、祈りと叫びの作品になっています。「Amen」はいろんな人を対象としたら、こちらの「One」はイスラエルの人たちを対象にした作品とも感じました。