2017年3月4日掲載
Cannonball Adderley       Portrait Of Cannonball
Riverside原盤           1958年7月録音

 キャノンボール・アダレイは、この録音当時にはマイルスのバンドにアダレイは参加しており、そこで一緒のビル・エヴァンスが本盤に参加しております。ベースはサム・ジョーンズ,ドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズであります。トランペットには弟さんではなく、ブルー・ミッチェルが加わっております。

 キャノンボールはリバーサイド時代に一気にジャズ界の人気者になっていきますが、本盤はそのリバーサイドでの初リーダー作となります。

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 キャノンボール作の「Straight Life」はスロー・ナンバーであり、感情豊かなキャノンボールとミッチェルの演奏が楽しめます。続くラフなブルース「Blue Funk」では、エヴァンスのピアノに輝きを感じます。

 主役を含めて光る演奏はあるのですが、個性という意味では、キャノンボール,ミッチェル,そしてエヴァンスの3名の持ち味が存分に発揮されているとは言い難いものと、感じました。