2006年4月10日掲載
Sonny Criss       Crisscraft
Muse原盤      1975年2月録音

 「直情径行タイプで、ストレートに熱く燃え上がる」という表現がよく用いられる、アルト・サックス奏者ソニー・クリスの作品です。穐好敏子さんは彼のことを、「余りにナーバスで、物事をとことん突き詰めずにはいられないタイプの人」と、語っております。

 そんな彼が、亡くなる2年9ヶ月前に吹き込んだ作品を、今日は取上げます。レイ・クロフォード(g),ドロ・コーカー(p),ラリー・ゲイルス(b),そしてジミー・スミス(d)との録音です。

20060410

 直情径行であり、ナーバスであるクリスの演奏は、その両者がぎりぎりで支えあって成り立っているもの。その特徴は、クリス独自の泣き節であります。ここが、まさに日本人好みと言えるものなのです。タプスコット作の2曲『the isle of Celia』と『this is for benny』での演奏で、そのクリスの特徴が赤裸々に表現されています。