2005年9月9日掲載
The Double Six Of Paris    Sings Ray Charles
Philips原盤                          1964年録音

 この盤を購入したのは1989年なのですが、この時期は手当たり次第に歌モノを買っておりました。また世の中が白人女性歌モノを数多く再発していた時期でしたので、その購入対象も幅広くなっておりました。それにしても、どのような気持ちでこれを買ったのかは、さっぱり記憶しておりません。解説で斉木氏が詳しく書かれていますが、あまり興味が無いので飛ばし読み。

 何でも、アメリカのランバート・ヘンドリックス&ロスに触発されて、フランスで1959年に結成されたコーラス・グループとのこと。ジャケットの写真を見ると男女3人づつ。その中のミミ・ペランという女性が、リーダーだとか。活動を始めると、ヴォーカリーズなので技巧的な難しさがあり、メンバーが度々交代していたそうです。そんな感じでこのグループを脱退したメンバーを中心に作られたグループに、スイング・シンガーズという人気グループもあるようです。

20050909

 確かにヴォーカリーズ。そしてタイトル通りに、レイ・チャールスゆかりの曲集。R&Bにフランスの粋を注入し、ジャズっぽさを加えた内容。テナー奏者ジェローム・リチャードソンが参加しているが、ホンカー・テナーに徹していたのが笑えた。『飛び立てジャック』をもっと元気よく歌って欲しかった。