５人ほどの酒の席で印象に残っている映画を語り合った後に気が付いたことなのですが、各自が語った映画は、夫々が中学或いは中学を卒業してから１～２年ほどの間に封切られた。やはり感受性の強い時期に観た映画には、強い印象があるのでしょう。
僕が取上げた映画の１つが「タクシー・ドライバー」でした。映画についてのコメントは控えますが、デ・ニーロの相手を務めた女優が、今日取上げるシビル・シェパードさんです。
シビルさんはシリアス系の役者さんだと「タクシー・ドライバー」の印象から思っていたのですが、実際はロマンチック・コメディで有名な方のようですね。そんなシビルさんは、歌手としても有名。２作ほど有名な作品があり、忘れた頃に再発されております。その２枚は、「ＣＤ収納箱をひっくり返して 女性ヴォーカル編」シリーズで、後日ここで取上げます。
今日の作品は最近のもので、彼女の他に２人が参加しております。Lee Thornburg(tp)とRobert Martinであります。気になったのは、ロバートのクレジット。backgroundvocals, all instruments and arrangements となっています。嬉しかったのは、裏ジャケに写るのシビルさんの笑顔。小皺は別にして、未だに綺麗なお顔立ちでした。
コメディで人気があるのが頷ける、今のシビルさんの歌であります。明るく楽しく家庭で受け入れられる内容で、コメディ・ドラマの一場面で歌っている雰囲気です。多重録音と１曲当たりの時間の短さから、デモ・テープとの印象も受けました。