ポップス界の大人気者のリンダ・ロンシュタットが、ジャズ作品を３枚続けて発表したのは、もう今から２０年前のこと。１作目と３作目は既にこのコーナーで取上げました。今日取上げるのは、真ん中の２作目であります。
輝く彼女の歌声に酔いながら、聴きました。ＬＰでいうところのＡ面ではスロー・ナンバーを中心に、Ｂ面ではテンポを上げて、スタンダード１２曲を歌っております。
そんな中で気になるのが、無理矢理の熱唱で感情表現を行っている場面があること。これは聴く側の捉え方によっては素敵な熱唱ということにもなるのでしょうが、今回聴いた限りにおいては「無理矢理な」と感じてしまいました。
さてこの作品後のリンダさんの活動は、カントリーやメキシコ音楽、そしてラテン・ポップスといった様々なジャンルに挑戦していったそうです。そして昨年、再びジャズ作品を発表しました。気分が向きましたら購入し、ここで取上げたいと思います。