2005年1月23日掲載
Michael Garrick       Troppo
Argo原盤                  1973年録音

 レンデル-カーの名作『Dusk Fire』に参加しているピアニストであり、そこで僕がイギリス・ジャズ界の名手と紹介したマイケル・ガーリックの作品です。

 ガーリックは1933年生まれで、グラマー・スクール(難関な公立中学らしい)時代からジャズに興味を持ちピアノを習っておりました。1958年に自己のクァルテットを結成し、1960年代初期からジャズと詩を融合させた活動を行っており、その後レンデル-カーのグループに参加したのです。数多くの作品を残しているガーリックですが、今日取上げる作品は代表作ではないようです。

 これは2004年にCDで復刻されたのですが、そこに掲載されているデータが読みにくい。恐らく3管位入った編成であります。

20050123

 女性ボーカル入りの作品でした。その女性はスキャットというか高音唸り声であり、3管の息の合ったアレンジと絶妙の関係を築いている。それをベースがリードしていく感じだ。ガーリックのピアノは、リーダーの割には少ない出番である。ジャズにロックのリズムとオペラの展開を取上げた感じであり、実験的という表現ではない完成度がある。

 ガーリックの作曲家・編曲家としての力が発揮された作品である。