サンバとボサノヴァ歌手の中で、このドリス・モンテイロさんは、かなりの有名人になるそうです。1934年生まれの彼女には数多くの作品が残されていますが、日本でこの時代の彼女が紹介されたのは、1996年に数枚の作品が復刻された時だったそうです。ということは、日本では一部のボサノヴァ・マニアの間で語られていた方なのでしょうかね。その辺りの事情は全く知らない僕は、１９９６年のＳＪの広告を見て、気分買いした作品なのです。
ドリスさんは、ブラジル歌謡界の大御所なんだろうな。ブラジルの美空ひばりかな。サンバとかボサノヴァとか、兎に角ブラジルの香り。中音から時折移る低音の響きが、美しい歌い方が、ブラジルの香りに乗って、部屋中に響き渡ります。この辺りが好きな方には、大名盤なのでしょう。僕にとっては、このような機会に引っ張りだしては、楽しむ存在です。と言うことは、次にこの盤を引っ張り出す機会はいつなのでしょうかね。