2004年6月13日掲載
Moondog         The Story of Moondog Prestige原盤       1956年録音

 続けてムーンドッグの作品がプレスティッジ7000番台で発売されたのですから、彼はこのレーベルから高い評価を受けていたのでしょう。彼に関する情報なのですが、webページから入手致しました。

 1916年カンサス州生まれの彼は、16歳の時に失明。盲学校に通いながら、最初はクラシック音楽を聴いていたとか。1943年から1970年初めまで、NYでストリート・ミュージュシャンをしていた彼のパフォーマンスは、このプレスティッジや他のレーベルに残されております。

 1960年代後半には、ジャニス・ジョプリンが彼の作品を取り上げるなどして注目され、多くのTV番組に出演したそうです。

 その後1974年からドイツに住むようになったのですが、そのドイツ以降の活動暦については、情報入手出来ませんでした。しかし、1999年に83歳でドイツで亡くなった際には、現地の新聞に大きく取り上げられておりましたので、着実に活動していたのではと想像致します。その他には奥さんは、Suzukoさんという日本人でらしいです。

20040613

 「More Moondog」と比べれば、リズムがしっかりと確保されており、メロディもそれなりにあって、聴き易くなっております。つまり、彼の本質を理解し易くなっているのです。

 その中で聴いてみると、ムーンドッグの音楽を眺めた場合に言えることとして、異なる小空間を連続して提供することによって、人間の存在を確認しているかに感じました。この部分が、演奏者側の方から高く評価されているのでしょうけれど、聴く側としては繰り返し聴きたい盤とは言い難い面があります。

 敢えて言葉にしましたが、表現に苦しむ作品でありました。