2003年8月3日掲載
Chick Corea and Gary Burton In Concert, Zurich, October 28, 1979     ECM原盤

 この盤は売れた作品だよね、確か。

 高校生の時にNHKで二人のライブ演奏を観たんですよ。当時はジャズを全く聴いていなかったのですが、チック・コリアの名前は知っておりましからね。その時のライブの印象は、鉄琴奏者が実に器用なこと。バイブ奏者のゲイリー・バートンの名前はジャズを聴き始めてから知ったのですが、兎に角マレットを2本づつ持って演奏する姿にビックリでした。

 ジャズ聴き始め以降は、いつかこの二人のデュオ作品を買おうと思っていたのですが、そんなに強い意思では無かったので、TVで観てから23年経ってからの購入と相成りました。

20030803

 以前はタイガーマスクの空中戦が人気が有り、初代の試合はよく観たものだ。あれは入念な打ち合わせあってのことのようであるが、あそこまでいけば見応えはあったね。

 しかしやがて飽きられプロレス界の主流は、その後日本人間の抗争戦に変わっていった。それがガチンコだったかは別にしても、その流れは数年前の100%ガチンコと言われた小川対橋本戦に繋がっていったのだ。

 で、この作品。タイガーマスクの空中戦なのだ。制約事が多すぎる。確かに華やかであるが、興味が長続きするものではないね。最小限の制約での演奏がジャズの面白いところである。それは演奏者の個性の無さによって、或いはノリの悪さによって、聴くに耐えないものになるという諸刃の剣なのだ。

 制約から逃した部分をこの作品が用意してあれば、現在でも面白く聴けるのではないかな。