2002年8月23日掲載
Tom Brigandi       After Hours
Tom Brigandi原盤     2002年録音

 買った理由はエリック・アレキサンダーの参加。何故か最近気に入ってきたんだな。それとリーダーのブリガンディがベース弾きということ。今のオーディオでは、ベースの音が決して誇張された低音ではなく、自然な感じるで鳴るんだ。タイトル通りのくつろいだ雰囲気で、アレキサンダーの快調なテナーと、ブリガンディのベースの心地良さが味わえれば、買って正解と言えるのですけどね。

 基本はクァルテットで、8曲中3曲にトロンボーンが加わっております。

20020823

 クラブで定期的に活動しているので、息はピッタリ。アレキサンダーの肩肘張らない寛いだサックスが堪能できる点では、合格。

 しかし、ベースがリーダーの作品なので、もう少し張切って欲しかったね。バンド全体の構成を考えた上での演奏なのでしょうけどめ。「キャンディ」でのメロディをベースがリードする展開は、良かったですけどね。注目曲としては、ザビヌル作の「ヤング・アンド・ファイン」での、牧歌的な雰囲気。

 このバンドのメンバーは、10代の時にフュージョンの洗礼を受けた方々なのであろう、思った次第です。