2002年12月22日掲載
Tonny Williams       angel street
Blue Note原盤     1988年4月録音

 1980年代後半のトニーはバンド・リーダーとして新主流派などと勝手にSJが名づけた若手達を纏め上げて、素敵な作品を連発しておりました。

 ここで取上げたのは、1985年作の「foreign intigue」と1986年作の「civilization」の2枚。そして今日取上げるのが、メンバーは「civilization」と同様である本作品です。

20021222

 1分ほどのドラム・ソロを3曲配置しながらの、全9曲。構成がしっかりとしているため、一気に聴き通しました。混沌の世の中を感じさせる「dreamland」、愛のある世界が広がる「pee wee」、ミュートでのルーニーのペットが印象的であったり、ミラーの縦に揺れるピアノが心に留まったり、モフェットの地を這うようなベースに感心したりした1枚です。