2001年2月21日掲載
James Moody      Hi Fi Party
Prestige原盤       1955年8月録音

 バップ期のテナー奏者を語る上で、このジェームス・ムーディを外すわけにいかないでしょう。以前ここで取り上げた作品はプレスティッジ2枚目のもので、これはその4ヶ月前に吹き込まれた、このレーベルへの初作品です。2枚目と同様にデイブ・バーンズ(tp)が加入しており、その意味ではまた中間派の味わいがある作品になっているのでしょうか。他にボントロ,バリトンが加わったセプテットでの吹き込みで、1曲だけに歌手のエディ・ジェファーソンが参加しております。

20010221

 ゴキゲンなセッションですな。熱気溢れるハード・バップだけがお好みの方も、中間派への橋渡しにちょうどいいような演奏。歌入りが「disappointed」なんですが、スタジオ・ライブ風で和やかな雰囲気。ムーディは軽やかな演奏を聴かせながらも、バーンズのピーンっと尖ったペットにも花を持たせている姿が微笑ましいね。また「big ben」では、酒場の雰囲気が漂ってくるようなアンサンブルで迫ってきます。この作品のベースは John Lathan という無名の方ですが、彼が作った「little john」も、スロー・ナンバーでなかなかの曲。バーンズ,ムーディ,そしてジョンと続くソロも、安心して聴けますね。

 プレスティッジ・レーベルの作品を10年以上前に買い漁っていたのですが、レーベル中心にしていたことで購入した作品。他のレーベルでしたら買っていなかったので、その意味ではこのような作品に出会えて幸せだったと、感じています。