2001年11月29日掲載
Carin Lundin        from dusk to dawn
Prophone原盤    1997年録音

 一瞬の表情を切り取るという表現が使われるポートレイトなのですが、このジャケはまさにそのフレーズがピッタリです。他の写真を見る限りでは、カーリンさんはジャケでの素敵な表情は、本当に一瞬のものです。

 オーケストラまではいかないが大編成のバックで吹き込まれたこの作品は、彼女の自作曲を中心とした内容なのですが、ジャケのような一瞬の輝きを期待してしまいますね。スエーデンのレーベルからの発売です。

20011129

 色気がありハスキーな歌声は好みなのだが、ポップス色が強いのが残念。バックも電気系サウンド多しですしね。しかしカーリンさん、本格的なジャズ作品、アコースティックをバックにしてスタンダードを吹き込ませたら、素晴らし作品を作ると思うな。「side by side」でその姿を見せているし、アコースティック・ベースとのデュオ「finally」では妖しい雰囲気がジャジーでしたからね。

 ひょっとしたら、そんな盤を既に吹き込んでいるかも知れないですね。