2000年6月29日掲載
Horace Silver     The Cape Verdean Blues
Blue Note原盤     1965年10月録音

 僕が好きで聴いているシルバーは、1956年にブレーキーと別れてからの7年ほどです。先日中古屋でこの盤を見 つけたのですが、この辺りのシルバーを聴かず嫌いでいた人間も950円という値段で安心してゲット。 ジョー・ヘンダーソン(ts),ウッディ・ショウ(tp)のクィンテットで3曲。これにJ.J.ジョンソン が入ったシクステットで3曲です。ジャケを見ると、アフリカなのかな。

20000629

 うーん、タイトル曲のラテン・タッチの 曲、シルバーですね。リズムがどーであれ、彼の節回しに酔いますよ。僕が聴いてきたシルバーは、ブ ルーノートでの前作「お父さんへの曲」までだったのを、後悔させる内容。西アフリカのカーポヴェル デっていうのはお父さんが育ったとこだそうで、前作からその雰囲気を取り入れています。また曲調 だけでなく、クック-ミッチェルのホーンからヘンダーソン-ショウへの変更も、シルバーの新人発掘 の才を感じさせます。1960年代後半のシルバーに興味が沸いてきました。