2000年1月18日掲載
Eddie Costa-Vinnie Burke Trio
Jubilee原盤      1956年2月録音

 “ハウス・ オブ・ブルーライツ”というピアノ・トリオ作品は、日本で異様な人気がありますね。エディ・コスタという名前はこの人気盤で、日本のジャズ・ファンの記憶に刻み込まれています。で、今日取上げる作品は、“ハウス・・・”の3年前に吹込まれたもので、Vinnie Burke(b)とのコ・リーダー作品です。このアルバムにはコスタはピアノしか演奏していないと記されてますが、彼はヴァイブ 得意としている方です。

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 ヴィニー・バークというベーシストは、ライナーによると、マリアン・パークランドやドン・エリオットのコンボで活躍された方です。音は軽いのですが、良く唄うベースですよ。“fascinating”“unison blues”“it could happen to you”で、 バークの歌心を、ウキウキしながら聴けます。コスタのピアノには、“ハウス・・・”で頂点に達した独特の世界が、この作品では芽生え始めた程度ですね。“get happy”が、唯一その世界に触れられる演奏になっています。アルバムへの記載ミスでしょう、“sweet and lonely”でコスタは、響き渡るヴァイブを披露しています。