このバトラーについては一切の知識がありません。ピアノトリオのアルバムばかり買っていた昨秋に、デイブ・ホランドがベースで参加しており、彼の顔を使ったデザインのジャケットを見て、駄盤ではないだろうと思い買いました。買った時は、トミフラとマッコイを合わせたようなピアノという好印象で何回か聞きましたが、今夜はどのように感じるか。
底辺ではニューオリンズジャズがあるブルース感覚溢れるピアニストです。８曲中５曲が彼のオリジナルなんですが、どれもセンス の良いブルースになってます。曲作りの面ではマイルスの影響が見受けられますよ。このアルバムはトリオなんですが、１曲だけトロンボーンのスティーブ・トゥーレが参加して います。その曲 "souvenir d'un amour" はオリジナルのスローブルースで、綺麗なメロディラインが非常に印象的です。