Francien Van Tuinen
tuindance

録音日 1998年1月1日(年は推定、月日は決めつけ)
Night And Day が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 私がオランダへ計2か月近く出張していたのは、もう10年前のことになります。その際に撮った写真は「今日のワン・ショット」で数十枚紹介しました。オランダの左側(西側)、つまりアムステルダムやロッテルダムあたりにかけて、出張先と宿舎があり、仕事が無い日曜日に写真を撮るため歩き回りました。
 ジャズ好きで新譜を聴いていた者にはクリス・クロスレーベルは気になる存在であり、その所在地はオランダの右側(東側)です。出張期間中に行くつもりでしたが、観光名所がある訳でもなく、行かず仕舞いで出張を終えました。
 その右側(東側)にオーステルウォルデという町があり、今日の主人公フランシーンさんの生まれた場所であります。

 2002年9月18日にこの運河でボートを漕ぐ彼女の作品を取上げましたが、「歌の上手さを示すだけの歌い方、澄んだ声だが魅力無し。全く好みで無し」と酷評の酷評、いけませんのいけません、としました。そんな作品に「Night And Day」が入っておりますので、オランダ出張を思い出しながら聴いてみます。

pnd11

つまみ食い後

 前のめり、或いはそわそわし過ぎの歌い方との印象です。パーカッションを前面に出しての「Night And Day」も、一体どのような気分に聴いている人をさせたいのか、理解不能で聴き終えました。

 私のオランダ出張の主たる仕事場は、サッセンハイムという小さな町で、アムステルダムとロッテルダムの中間に位置する場所です。建物の裏手には細い運河と鉄道が平行しており、雰囲気あるもの。また時折お昼を食べに行く町の中心は、映画に出てくるようなヨーロッパの小さな町で、出張者には風情ある所でした。

 この作品のジャケ写を見るとそんな光景を思いだし、もう少しフランシーンさんは力を抜いて歌うべきだなとの感想で、この作品を聴き終えた次第です。

(掲示板掲載 2017年7月12日から3日間)