Charlie Watts
Watts At Scott’s

録音日 2001年6月12日(ジャケ記載データ)

Body And Soul が収録されている作品をつまみ食い

つまみ食い前

 「今日の1枚」で2004年12月12日にワッツさんの本作品を取り上げた際のコメントを読み返したのですが、話を端的に書こうしたせいなのか、訳の分からぬ箇所が幾つもありました。その辺りはご容赦を。

 Henry Lowther(tp), Gerard Presencer(tp), Peter King(sax), Evan Parker(sax), Julian Arguelles(bs), Mark Nightingale(tb), Anthony Kerr(vib), Luis Jardim(per), Brian Lemon(p), Dave Green(b) という本作品への参加者をネットで調べたのですが、全員がウィキペディアに掲載されているお方でした。また1人を除いて全てイギリス人。ワッツさんが声を掛ければすぐに集まったのか、あるいはロニー・スコット・クラブが声を掛ければすぐ集まったのかは分かりませんが、経歴を読んでみると凄い方々を集めたものです。しかし私はエヴァン・パーカーしか知っている方はおりませんでした。

 久しぶりに本作品を「Body And Soul」を中心に聴いてみます。

pbs33

つまみ食い後

 ピアノのブライアン・レモンという方は、1937年生まれの方で、ワッツとは昔からの音楽仲間のようです。彼の経歴を見てみると、アレンジャーとして活躍しており高い評価を得ていたようです。2014年に亡くなった際には、イギリスの主要新聞の一つであるガーディアンが追悼記事を書いたことからも、その評価の具合が分かるものです。

 「Body And Soul」はそのレモンのピアノをフューチャーしたトリオでの演奏になっています。実に優雅な演奏に仕上がっています。またこの作品全体を通しても、優雅に洒落ている演奏で統一されています。この辺りがワッツさんがこの臨時バンドで目指した方向だったのでしょう。

(掲示板掲載 2018年9月18日から3日間)