19650727-01

Naima (John Coltrane)  (6分56秒)



【この曲、この演奏】

 1965年のアンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルへのコルトレーンの出演二日目は、ライブ定番曲を中心に演奏され、その最初がこのコルトレーン作の名バラッドでした。

 この演奏の前には、50秒ほどのフランス語でのメンバー紹介があります。

 コルトレーンがテナー・サックスで深い味わいのテーマを演奏し、バックの3人がそれに寄り添うように、演奏が始まります。1分40秒あたりからコルトレーンは刺激を加えていき、バックもリズミカルになります。3分半あたりからは瞑想で唸るテナー・サックスとなって、5分あたりから再びテーマとなっていきます。

 演奏前のメンバー紹介で大きな拍手を送っていた観衆は、深く聴き入ったことでしょう。



【エピソード、第6回アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァル】

 アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルは、アンティーブのジュアン・レ・パンという街で開催されていた。ジュアン・レ・パンはニューオーリンズと姉妹都市であることが、この街でのジャズ・フェスティヴァル開催となったようだ。(Wikipediaより)

 コルトレーンが出演した1965年は第6回の開催で、7月24日から29日までの6日間に渡り行われた。コルトレーンが出演したのは3日目の26日と、4日目の27日であった。

 ニーナ・シモンやスタッフ・スミス、マリオン・ウィリアムスやウッディ・ハーマンが出演していたが、コルトレーンとは別の日であった。コルトレーンと同じ日には、ジミー・マクグリフが出演していたとのことだ。(資料07)



【ついでにフォト】

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2015年 みなとみらい、横浜 


(2022年12月20日掲載)