19560511-11

Salt Peanuts (Gillespie - Clarke)
(6分9秒)


【この曲、この演奏】

 前々曲では最後に顔を出すだけ、そして前曲では参加しなかったコルトレーンでした。両曲はバラッドだけに、何かマイルスの考えがあったのでしょうか。

 そしてコルトレーンが戻る本セッション11曲目は、またしてもガレスピー作のビ・バップの名曲です。資料06によれば、コルトレーンのこの曲の演奏記録は本セッションだけ、また資料08ではマイルスは本セッションと1948年にパーカー・クインテットでのサヴォイへの吹き込みがあるだけです。

 さて演奏ですが、前半はメンバー全員での全力疾走、後半はフィリー・ジョー・ジョーンズの贅肉のないドラム・ソロとなっています。この時には既にジャズ界でのトップ・ドラマーであったジョーンズの世界を存分に楽しむ演奏です。


【エピソード、少年時代に関心を寄せたもの】

 小学5年の時にコルトレーンは、12ページのスクラップ・ブックに「黒人の歴史」と題した文章を書いていた。ラングストン・ヒューズ、ニコラス・ブラザース、フレッチャー・ヘンダーソン、ポール・ロブソン、ジョー・ルイスなどの著名な黒人の功績を書いた小冊子であった。

 この小冊子は2005年にNYのオークションに登場し、今ではノース・キャロライナ州ハイポイント博物館が所蔵しているとのことだ。(資料05)


【ついでにフォト】

19560511-11

2006年、香港


(2019年2月2日掲載)