1999年6月1日(火)の新聞から

トップ記事

日経「株主議決権行使へ指針、投資先企業の経営に注文、生保と信託銀 総会で反対も」

読売「預金シフト早くも、ペイオフ2001年凍結解除、時期を承知は2割、日銀調査」

 モノ言う投資家に金融の自由化、21世紀目前の日本の様子が伝わってくる2紙のトップ記事ですね。

朝日「再処理施設、国が安全宣言、核燃東海、運転再開申請へ」


この日の日経新聞から

気になった記事
 15面産業面に「創業者一族に退職金を払わず、債権放棄を受けたゼネコン・不動産、経営責任を明確に」とあります。フジタ・藤和・長谷工・佐藤工業のことです。これには総会対策の意味もあるようです。


目にとまった広告
 21面に「近畿コカ・コーラ ボトリング 本日新登場」との広告があります。東証と大証の一部に上場とのことです。
 現在コカ・コーラは7つのボトラーを抱えています。北海道・みちのく・イースト・北陸・ウエスト・四国・沖縄であります。近畿コカ・コーラ ボトリングは2006年にウエストの傘下となり、2009年にはウエストに吸収されました。
 ネットで検索窓に「近畿コカ・コーラ ボトリング」と入力すると「近畿コカ・コーラボトリング事件」なるものが表示されます。それを読むと2002年に労働問題で裁判になったようです。このことが吸収につながったのでしょうか。


TV欄を見ると
 NHK21:30のクローズアップ現代は、「ゴミ非常事態宣言の街」と言うテーマです。溢れる紙で戸惑うオフィス街の事のようです。
 IT化が進むとペーパーレスに繋がるとの謳い文句とは正反対に紙使用量が増えていく渦中に、私もおりました。確認のための印刷などがその原因だったのでしょうね。
 またこの時期の日本の会社は、猫も杓子もISO導入に走っておりました。紙で記録を残すISO要求事項も、会社で紙消費を増やしていった理由の一つだと感じております。

 ただし最近は複写機業界の不振の話を聞きます。ペパーレス化により、複写機の需要が世界的に減っているとのことです。