1963年6月3日(月)の新聞から

トップ記事

日経「政府 貿易外赤字と取り組む、ドル防衛緩和求める、当面輸出増で穴埋め」
 3年前から赤字基調となった貿易外収支、特需収入減少がその理由とのことです。ただし貿易外収支の黒字に寄与していた特需とは何かについては、記事では触れておりませんでした。

読売「重荷背負うケネディ訪欧、20日ごろ出発、多角核戦力構想に 新たな協調かける、渋る英 側面から説得」
 イタリア,西ドイツ,そしてエール3国を訪問する予定ですが、当初は婦人同伴の親善旅行の色合いでしたが、単身での重要な政治的な訪欧になったとのことです。西欧はキューバ危機以降のアメリカの指導性を鵜呑みにしなくなってきたことが、その背景とのことです。

朝日「政府・与党 法案成立急ぐ、海運二法皮切りに、自由化体制を整える、延長国会あと一月余り」
 日本の国際化の中で、IMF八条国移行とOECD加盟のために、是非とも法案を成立させたい政府の状態を表した見出しです。因みに海運にほうとは、「海運業の再建整備に関する臨時措置法案」及び「外航船舶建造融資利子補給及び損失補償法及び日本開発銀行に関する外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案」とのものです。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 14面に「水がほしい!」として、水不足に悩む東京・沖縄・香港からのレポートが掲載されています。「一人一日バケツ一杯」との見出しの香港では、清涼飲料水業者が日本から真水を1千トン輸入したことを紹介しています。


目にとまった広告
 15面の広告コーナーには、東映の「お詫び」がありました。「現在上映中の人生劇場 続飛車角の場面に登場する人物が、現存する倭奈良組の大紋と同一法被を着用して居りますが、これは同組とは何等関係がありません。尚、同組に無断でこの大紋を使用したことをお詫び致します」との文章が掲載されてます。この「人生劇場 続飛車角」は鶴田浩二主演の任侠映画であり、ヒットしました。また「倭奈良組」は今では神戸山口組の三次団体とのことです。また1960年の明友会事件に「倭奈良組」の名前が出てきます。


TV欄を見ると
 TV欄を見ますと、「映画」とされている番組が多数あります。しかしどれも10〜30分程のものであり、どうやらドラマのようです。しかしながら「ドラマ」としている番組があり、さらには「劇」との番組もあります。この辺りの使い分けを調べるのは、今となっては難しいものです。