1961年1月1日(日)の新聞から

トップ記事

日経「成長予算固まる、大蔵省、一兆九千五百億前後に、九%へ第一の布石、投融資ほぼ七千三十億」
 当時の池田内閣の所得倍増計画のことで、10年間続けて9%の経済成長を続けて行くとのものです。結果的には日本経済はこの計画以上の成長となりました。(ウィキペディアより)


読売「国鉄大雪害、15万人立ち往生、上・信越線など主要列車運休」


朝日「日米外交に意欲、池田首相新年の構想、成長政策と日中打開、国連大使 大物起用か」
 大物なのかは別にして、1961年6月から1963年まで岡崎勝男氏が国連大使を務めました。外務大臣を務めた方で、敗戦の時にはその後終戦連絡中央事務局長官として、重光葵外相とともに9月2日の戦艦ミズーリ号上での降伏文書調印式に参加しました。


この日の読売新聞から

気になった記事
 1面に「世界的な商業通信衛星衛星網、米大統領、早期完成を指令」との記事があります。

 テレビの衛星中継といえば、1963年のケネディ大統領、1967年のビートルズが有名です。しかしそれらが、この記事のアイゼンハワー大統領のこの指令の成果だったのかは分かりません。


目にとまった広告
 13面(元旦第二部の1面)下に三共の広告があり、「総合肝臓薬 ゴルフ」を宣伝しています。「丈夫なパパと美しいママ、全身に活力をつける!」との宣伝文句です。このゴルフという名の薬についてネットで調べましたが、何も情報を得られませんでした。


TV欄を見ると
 NHK教育 19:30に「日本産業今年の課題」という番組があり、出演は日立・三井物産・三菱油化・八幡製鉄所の各社長です。住友系の社長が出演していないのは何故でしょうかね。