1957年4月19日(金)の新聞から

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日経「米国経済の見通しを語る、ハーバード大学でてい談会、ハーバード大教授サムナー・スリクター氏、マサチューセッツ工科大学教授 ポール・サミュエルソン氏、(司会)一橋大教授都留重人氏、深刻とは思えぬ、現在の中だるみ、あと緩慢な拡大へ」
 サムナー氏は景気循環論、サミュエルソン氏は計量経済学の巨匠で1970年にノーベル賞を受賞した方、都留氏は公害の政治経済学を提唱していた方で1977年から1980年まで国際経済学連合会長を務めておりました。3人共に経済学が華やかりし時代のスターでした。

読売「首相、東南アジア訪問本決り、来月20日出発、インドなど6ヶ国」
 他の訪問国は中国(台湾)・タイ・ビルマ・セイロン・パキスタンです。首相は就任2カ月の岸首相です。

朝日「核兵器使わぬ声明、ゾーリン ソ連代表、米英の同調求む、仏代表の楽観早すぎる」


この日の朝日新聞から

気になった記事
 2面の海外トピックスに「広島原爆投下の少佐が発狂」とあります。広島・長崎への原爆投下に参加したイザーリ元少佐(38)は、前年4月にテキサスで郵便局強盗で逮捕、精神鑑定は医師2名で行われたが、二人とも彼を狂人と診断し、地方判事は入院を命じました。1950年には自殺を図ったこともあるそうです。
 さて彼についてネットで調べてみますと、「特別ミッション」の要員71名の中で、原爆投下に激しい罪の念をもったと伝えられるのは彼一人とのことです。


目にとまった広告
 スポーツ面下の広告に「新清酒、合成酒の愛称、一升瓶詰390円、では新清酒の感想文を紹介します」として、小津安二郎や金田正一のコメントを載せています。
 ただしこの新清酒の会社や組織名は無し。一般からの感想文を募集していますが、送り先は「東京都日本橋丸善ビル 新清酒宣伝課」とありだけです。
 実に怪しく思いネットで調べてみると、合清酒は大正時代には作られており今に続いております。そして新清酒とも呼んでいるとのことです。
 しかしながら1957年のこの広告に関連する活動についての情報は得られませんでした。


TV欄を見ると
 TV欄日テレ19:30「ワンダフルクイズ」とあります。これは1956年1月から1962年6月1日まで放送された「花王ワンダフルクイズ」で、花王が初めてテレビのスポンサーになった番組です。この番組の前身は三菱電機の「シルエットクイズ」で、1954年8月から1955年12月まで放送されていました。シルエット後半からワンダフル全ての司会は一龍齋貞鳳でした。