2009年2月11日掲載
Mike DiRubbo          New York Accent
Celler Live原盤         2006年2月録音

 今日の主役 Mike DiRubbo は、アルト・サックス奏者で、1990年代より活躍されている方です。クリス・クロスに2枚ほどリーダー作品を残しており、サイドマンとしても Steve Davis の作品などに参加しております。そんなサイド参加作品を何枚か持っておりますが、彼の演奏への記憶はございません。

 本作品は、Harold Mabern(p),Dwayne Burno(b),Tony Reedus(d) とのライブ録音です。場所はセラーではなく、NYにある The Kitano というお店。調べてみたらジャズ・クラブというよりも、日本食を核にして、NYで様々な活動を行っているお店であり、その活動の1つがジャズ・ライブの開催であります。

20090211

 パーカー系ミュージュシャンの演奏です。ネットである方は、マクリーンのような演奏と評していました。そんな意味は、マイク作の『New York's Dream』が当てはまるでしょう。吹きまくりながら、切なさを伝える演奏。バック陣もしっかりした演奏だけに、力が入った演奏になっています。またエリントン作のバラッド『Prelude To A Kiss』での、気だるいアルト・サックスの音色も魅力的なもの。聴き応え有るライブ作品と言えます。