2000年8月15日掲載
Karl Drewo    Clap Hands Here Comes Charlie
Metronome原盤  1961年6月録音

 このカール・ドレボっていうテナー奏者も、調べた限りの資料ではその詳細は分かりませんでした。ウィーン出のテナー奏者では一番有名ってライナーに書かれていたけど、ウィーン出身のテナー奏者って他に名の知れた人はおるのかな。彼は現地の音楽学校で学んでた時に、ジョー・ザビヌルと一緒だったとか。共演者で名高いのは、ベルギー出身のピアノのフランシー・ボランでしょう。僕はこの作品で初めてボランに接したのですがね。トロンボーン3本が入っている編成になっています。

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 スィング感が気持いいテナー、そのフレージングにはコールマン・ホーキンスの色合いも聴き取れます。テナーの爽快さに酔いながらも、ボランのピアノもダイナミックでメロディアウスで良いですな。文献によれば、ボランは1967年にMPSに吹き込んだ「All Blues」が、名盤なのだとか。入手可能なようなので、狙ってみますか。