2003年7月22日(火)の新聞から

トップ記事

日経「公取委に強制調査権、独禁法改正案、刑事告発 容易に」
 国税庁の査察と同様に裁判所の令状に基づく強制調査権限を、独禁法改正案に盛り込む方針とのことです。


読売「京都議定書 炉が批准へ、政府支持、米抜き発効へ前進」
 1997年の第3回気候変動枠組条約締約国会議で採択された、気候変動枠組条約に関する議定書のことで、京都で行われた会議なので京都議定書と呼ばれています。

 発効条件に、55か国以上の国が締結、締結した附属書I国(先進国、積極的に参加した諸国)の合計の二酸化炭素の1990年の排出量が全附属書I国の合計の排出量の55%以上、との2項目がありました。米が参加を見送っていて議定書の発効が遅れていましたが、ロシア連邦が2004年に批准したため、京都議定書は2005年2月16日に発効しました。(ウィキペディアから引用)


朝日「イラクへ自衛隊 反対55%、対テロ派遣延長 反対55%、内閣支持率低下 42%」

自衛隊の海外派遣については、数度の自衛隊法改正と合わせて、次のように法整備がされてきています。


1992年
・国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(国際平和協力法・PKO協力法)
・際緊急援助隊の派遣に関する法律(国際緊急援助隊)

1999年
周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律(周辺事態法)
・防衛指針法(日米新ガイドライン法)

2001年
・テロ対策特別措置法

2003年
・イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法(イラク復興特別措置法)

2008年
・テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法(新テロ特別措置法)

2009年
・海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律(海賊処罰対処法・海賊対処法)

2015年
・国際平和共同対処事業に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律(国際平和支援法)
・改正PKO協力法
・改正周辺事態法(重要影響事態法)


この日の朝日新聞から

気になった記事
 3面総合面に「各地に広がる防犯カメラ、抑止効果、捜査にも威力」との記事があります。この年に起きた長崎市の男児誘拐殺人事件の解決の決め手となったことから、防犯カメラ導入の動きが一気に進みました。

 かつては事件の解決に指紋と目撃者が重要なものでしたが、今ではDNAと防犯カメラが重要なものとなっております。


目にとまった広告
 31面社会面に東京都環境局の広告があり、「10月1日からディーゼル車規制開始」と書かれています。このディーゼル車規制と聞くと私は、ペットボトルに煤を入れて振り、ディーゼル車規制の重要性を記者会見で訴えていた石原元知事の姿を思い出します。


TV欄を見ると
 NHK教育 21:00からの「きょうの料理」は、「梅ぼしご飯、桂南光」となっています。実にシンプルなものを取り上げていますが、主演者の3代目 桂南光は多趣味で知られた人で料理にも詳しいとのことです。梅ぼしご飯はあっという間に完成なのでしょうから、南光師匠の喋りがこの日のメインだったのでしょう。