1999年1月1日(金)の新聞から

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日経「新資本主義に挑む、世界・時間との競争、変革への怒涛の730日」
 この日から掲載の 21世紀 勝者の条件 という特集での見出しです。ユーロはこの日に決済用仮想通貨として導入され、3年後の2002年1月1日に現金通貨としてのユーロが誕生しました。このことを大きく取上げての内容になります。国境で切られた国民国家は衰退していくとの内容ですが、これは国単位ではなく民族としての世界での動きも示したものです。この流れは現在も大きな流れになっており、世界の指導者の考えがこの後更に重要になっていくものでしょう。

読売「三和銀・横浜銀 全面提携へ、店舗・口座 取引先を変換、都内と神奈川 月内の合意を目指す、千葉銀などにも打診」
 この提携は実現しませんでした。この年の三和銀行は学閥によ内部紛争が勃発し、一橋大卒と東大卒の主導権争いが起き、結局は中間派の名古屋大卒の頭取誕生となりました。この新頭取が三和銀行としての最後の頭取となり、2001年4月2日に東海銀行と東洋信託銀行との3項によるUFJが誕生したのです。

朝日「日銀を税務調査、豪華社宅や幹部名義の会員券、実質給与の可能性、東京国税局」


この日の朝日新聞から

気になった記事
 1面に「欧州にユーロ誕生、ドルと並ぶ基軸通貨に」とあります。やはりこれは1面記事から外せませんね。


目にとまった広告
 全面広告で「あけまして 11ケタでございます」とあります。携帯・自動車電話・PHSの番号が10桁から11桁になる案内広告です。この元旦の午前2時からの変更でした。


TV欄を見ると
 おせち番組のTV欄ですが、今でも続けていて欲しかったと思うのは「タモリ・たけし・さんま BIG3 世紀のゴルフマッチ」です。英語禁止ホール、毎年大笑いしていました。1988年からのこの番組、この年で最後となったのです。