1993年10月13日(水)の新聞から

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日経「56年宣言 間接的に認める、領土協議、首相 訪ロで一致、日ロ首脳会談でエリツィン大統領、いつか必ず解決、4島 軍撤退を約束」

読売「領土問題 解決の必要 ロシア大統領、首脳会談で強調、年2回 定期外相協議」

朝日「領土解決の必要性強調、ロシア大統領、首脳会談で表明、56年宣言 確認避ける、年2回の外相協議 合意」
日本で行われた日ロ首脳会談、エリツィン大統領と細川首相が笑顔で握手しています。これから23年、宣言からは60年、日露首脳会談は何度も行われたけれど、領土問題は何も解決されないままです。


この日の読売新聞から

気になった記事
 9面にコラム「職場のマナー学」があり、「文章の敬称 殿? 様?」とのテーマになっています。長い間の論争であり、かつ役所が発行する行政指導や通達に「殿」が使われ、命令する文章にあることから、「殿」は「様」より下との認識が広がったことも、混乱の一つとのことです。コラムでは、結局のところ会社ごとに決められているとの結びでした。ある会社では、役職には殿、個人名には様と使い分けているとの紹介があります。

目にとまった広告
 IDOの広告では携帯電話使用料がドコモと比較されており、またTLM(東京テレメッセージ)ではポケベルの利点を訴えております。これは通信手段の進化の一場面であり、数年後に携帯電話・PHSが一人一台時代を迎えると、その進化は一層加速し、今もそれは続いております。

TV欄を見ると
 報道番組では、「セパの12年振り同時優勝か」との内容の番組が多いです。結果としてはこの日に西武が優勝を決め、セでは15日にヤクルトが優勝を決めました。この10後には日本シリーズが始まり、4勝3敗でヤクルトが日本一になりました。因みに12年前の1981年は9月23日に、セは読売がリーグ優勝、パでは日ハムは後期優勝を決めました。