1985年1月11日(金)の新聞から

トップ記事

日経「市場連動型預金、3月から発売、大蔵省が裁定案、相銀・信金を先行、限度 自己資本の75%内、都銀など4月から」
 市場連動型預金は通称MMC(Money Market Certificate)と呼ばれているもので、金融自由化に伴って日本に導入されました。


読売「国鉄分割せず、62年4月民営化、自主再建案、監理委に提出、地方70線子会社化」

朝日「国鉄 62年分割には反対、独自の再建案、監理委に提出、民管移行は同意、地方155線切り離し」

 1987年に6つの地域別の「旅客鉄道会社」と1つの「貨物鉄道会社」などに分割して、国鉄は民営化されました。その2年前なのに、まだ中身は最終決定していない様子を、この記事では伝えています。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 8面経済面に「5年ぶりに増加、輸入車の販売台数、米国車は引き続き減少」との見出しがあります。その理由として、景気回復、国産上級車の値上げ、そして輸入手続きの簡素化による値段の低下、この三点を上げています。記事では、米国車の減少理由には触れておりませんでした。


目にとまった広告
 TV欄下に「エクボレモンフレッシュ」との広告があります。ネットで調べてもドンピシャのページにはたどり着きませんでしたが、どうやら昭和に存在していた洗顔系のもののようです。なお広告では会社名は読み取れないほどの小さなフォントで書かれており、何とか資生堂商事かなと読めました。かつてこのような会社があったようです。


TV欄を見ると
 フジテレビ 22:52から「ドタンバのマナー」との、8分番組があります。ウィキペディアによれば、これはサトウサンペイの漫画コラムを原作としたアニメであり、「日々の社会生活において、これだけは守っておきたいマナーやルールを、ドタンバさんという人物の失敗談を交えながら紹介する」番組とのことです。