1966年4月11日(月)の新聞から

トップ記事

日経「設備投資、徐々にふえよう、増産の体制にはいる、在庫投資やっと動意、主要百社の首脳に聞く」


読売「授業時間一倍半に、基礎科目ふやす、一般教養の単位減らし、大学設置基準を改正、来年度から実施」


朝日「揺れ動く南ベトナム、空軍機が警告発砲、ダナン、現地側の車両に」

 高度経済成長の真っ只中であり、国際社会での存在感が上がる日本。大学自治に対して政府の影響が増えてくる状態。そしてベトナム戦争の泥沼化。この3紙の異なるトップ見出しですが、私は1968年1月の安田講堂突入に至る状態を読み取りました。


この日の日経新聞から

気になった記事
 トップ記事の主要百社の設備投資の詳細を、15業種別に分類して、4面に掲載しております。鉄鋼部門をみると、八幡製鉄・富士製鉄・日本鋼管・川崎製鉄・住友金属工業・神戸製鋼・大同製鋼の7社が掲載されています。

 この7社のその後は次の通りです。先ずは合併で5社が2社になっています。
JFE(日本鋼管・川崎製鉄、2002年)
新日鐵住金(新日鐵←八幡製鉄・冨士製鉄,住友金属工業、2012年)
合併せずは神戸製鋼と大同製鋼(現 大同特殊鋼)の2社だけです。


目にとまった広告
 社会面下にあるのは、旧仏領コンゴのポッターズ社の「ベルトベア入札公告」です。入札条件はわずかに4行書かれているだけ、これだけで入札出来るのでしょうかね。


TV欄を見ると
 フジ17:00に「英会話に強くなる」との番組があります。フジに教育番組があったとは驚きです。