1963年9月1日(日)の新聞から

トップ記事

日経「政府、米の保護貿易を重視、日米経済にヒビ、強い態度で反省求む、鉄鋼業調査、輸入制限拡大など」
 どのような強い態度なのかは、記事にはありませんでした。


読売「今週から本格作業、予算編成、八千億圧縮する、四兆に達した概算要求、大蔵省の方針」

朝日「難航予想の予算折衝、公共投資が焦点に、概算要求 四兆円程度か」

 昭和39年度の一般会計予算は、前年から14%増の、3兆2,554億となりました。



この日の読売新聞から

気になった記事
 1面に「デンマーク入り、大平外相、両国の友好深めたい」との見出し記事があります。

 日本とデンマークの交流は、867年に日デンマーク修好通商航海条約を締結から始まり、特に日本の皇室は欧州最古と言われるデンマーク王室が、大変親密な関係を維持しています。(外務省のページより)

 総理大臣を務め、大蔵大臣や通産大臣などを歴任した大平正芳氏は、二度にわたり外務大臣を務めました。最初がこの記事の時の1962年7月から1964年7月の池田内閣の時期、二度目は1972年7月から1974年7月までの田中角栄内閣の時期でした。


目にとまった広告
 4面下に日本長期信用銀行の広告があり、「東京駅と皇居のあいだ、そこに長銀の本店があります」として、俯瞰の写真を掲載しています。イメージ広告なのですが、このコピーでどのような効果を狙ったのか、私には分かりませんでした。


TV欄を見ると
 フジテレビ 18:30からの「いじわるクイズ」は、「時価1万円」との題でした。司会ロイ・ジェームス、(ホステス)松任谷国子とあります。この時期はまだホステスという言葉が正しく使われていたことが、この番組から伺えます。松任谷国子は画家のようで、テレビ・ラジオで何本ものレギュラー出演があったようです。松任谷正隆氏とは従兄弟とのことです。