1959年6月18日(木)の新聞から

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日経「新閣僚きょう認証式、池田・益谷(副総理)初入閣、佐藤蔵相は留任、内閣改造ようやく軌道へ、首相意見尊重重約す、池田氏会談 全面的に協力」

読売「岸改造内閣きょう認証式、池田氏入閣で進展、佐藤蔵相留任決まる、主流・反主流が逆転、益谷副総理 石田氏入閣」

朝日「内閣改造きょう完了、池田氏入閣を受託、副総理に益谷氏、佐藤蔵相は留任」

 いろいろと苦心されての改造だったようです。見出しに名前が出ている佐藤栄作氏はその後に首相になりました。他の閣僚メンバーで後に首相なった人に、福田赳夫氏と中曽根康弘氏がおります。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 3面のコラム「海外トピックス」に、「米国人は世界の半分ではツンボ」との記事があります。ジャクソン上院議員の主張を載せており、「米国人はアジア・アフリカ諸国の言葉を知らないから、世界の半分に対してオシでツンボでいるのと同然だ」とのものです。今では使えない表現が並んでいますね。


目にとまった広告
 同じく3面に小さな広告があり、楠田事務機がタイプライターのオリンピア日本総代理店であることを示しています。この会社はこの時期にはパワーサマス社製パンチカードシステムを日本電信電話公社に納入するなど、いくつもの海外メーカーの日本総代理店になっていたようです。
 その後も会社は続き、クスダ事務機と社名を変えております。しかしながらネットからは現在の活躍ぶりが伝わってきませんでした。


TV欄を見ると
 KRテレビ13:15の「今晩のおかず」という番組に目が止まりました。この日のメニューは、「豚肉のあいのこ煮、きゅうりのキャベツ巻き」とあります。これまた今では使えない表現がありますね。一方のきゅうりについては、肉をきゅうりと一緒にキャベツで巻く料理は目にすることがありますが、きゅうりだけをキャベツで巻く料理は、目にしたことが、そして口にしたことがありません。