1958年1月4日(土)の新聞から

トップ記事

日経「多目的では最大、有明海干拓、四月から本格調査、締切ダムも作る」
 諫早湾干拓事業、着工はこの記事から31年後の1989年、完成は2007年のことでした。そして訴訟沙汰になり、開門判決が出て、それを覆す判決が出て、現在でも決着がついていません。


読売「時期下旬に決定、岸首相記者会見、一月解散行えば、韓国へ特使派遣考慮」
 この一月の解散はなく、四月二五日の「話し合い解散」となりました。


朝日「南極点に到達、ヒラリー隊、人類三度目の偉業、総勢五人、車を酷使し強行軍」
 ニュージーランド隊を率いたエドモンド・ヒラリー氏は、「そこに山があるから」との言葉で有名ですが、これは誤訳とのことです。「なぜエベレストに登るのか?」の質問に「そこにエベレストがあるから」と答えたそうです。(Wikipediaより)



この日の朝日新聞から

気になった記事
 8面に「日大が連続優勝、箱根駅伝、全コース記録更新、二位中大、三位教大」の見出しが、ゴールでの写真と共にあります。三位の教大は東京教育大学のことです。


目にとまった広告
 TV面下には東芝の広告があり、「家庭電気器具」を宣伝しています。電気釜6合が3200円、トランジスタラジオが8900円、14型テレビは73000円、そして洗たく機が23000円となっています。さて電気釜、炊飯器ですが6合と共に1升のもあり、この時期はまだまだ核家族化になっていないことがうかがえます。


TV欄を見ると
 三局共に洋画を放送しています。NHKは13:00から「スミス探偵の休暇」、日テレは15:20から「二人の億万長者」、そしてKRテレビは17:25から「ボンバー」です。この三本の映画ですが、どれもネット上に情報がありませんでした。