1953年6月25日(木)の新聞から

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日経「割高輸出品に適用、輸出入リンク制を拡大、通産省検討、輸入利益で補う」
この輸出入リンク制ですが、ネットにはいくつかの解説がありますが、上手く解説できているものがありません。ようするに、輸入超過ならばお金が外国に流れるので、輸出入のバランスを取りましょうとのものです。これから経済成長を迎える段階の国がとる保護貿易であります。

読売「誤解除き平和を、ロ次官補、きょう韓国へ」
アメリカのロバートソン国務次官補のことです。

朝日「政府追及へ共同歩調、答弁に誠意欠く、予算委の審議、野党四党派申合せ」


この日の日経新聞から

気になった記事
 8面生活面に「困った幼稚園の予備校化、罪は小学校側に、よい学校に入れたい親心」とあります。戦争が終わってまだ8年ですが、既にこの問題が出ていたのですね。

目にとまった広告
 4面にシュリロ・トレィディング・カムパニー・エス・エーという会社の広告があり、「どこの国でも名士のお選びになる贈物はnew Parker"51"」とあります。パーカー万年筆の広告で、値段は5千円です。
 またこの会社はパーカーの日本・沖縄・朝鮮の総販売元であり、修理サービスステーションとのことです。
 この会社についてネットで調べました。シュリロ・トレーディング・カンパニー・リミテッドという会社が日本にあり、カナダ会社の日本法人で、1917年に業務開始し、1948年に会社組織としたようです。現在はパーカーは扱っておらず、スノーボードやウィンドサーフィンを扱っているようです。
 因みに現在の日本のパーカー代理店も調べたのですが、明確には分かりませんでした。

TV欄を見ると
 NHK13:15「肌と髪の手入れ」という番組があり、出演者はマヤ片岡となっています。
 このマヤさんは昭和初期の美容家とのことです。またあるページでは、昭和50年代頃の銀座の有名美容院として、資生堂美容室・山野愛子美容室・遠藤波津子美容室と共にマヤ片岡美容室が、掲載されています。ひょっとして今でもあるのかと思いましたが、それについては情報を得られませんでした。