1998年7月27日(月)の新聞から

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日経「国際通信で巨大連合、AT&TとBTが提携発表、折半出資で合弁会社、売上高100億ドル」
 当時の国際通信の売上高ランキングは、1位NTT,2位AT&T(米),3位ドイツ・テレコム,4位フランス・テレコム,5位BT(英)でした。
 さてこの記事について調べたのですが、どうやらこの提携は実現しなかったようです。なおこの時の売上高上位5社は今でも大企業として活動しております。名前はフランス・テレコムがオレンジに名称変更しております。

読売「カレーに青酸4人死亡、夏祭会場で混入、和歌山、66人中毒、42人入院、無差別殺人で捜査」

朝日「カレーに青酸4人死亡、60人余が中毒症状、和歌山夏祭り、調理後に混入か」

 今でもはっきりと記憶に残る本事件、この年の10月4日に容疑者が別の殺人未遂で逮捕、12月9日に本件で逮捕されました。
 1審では被告人は黙秘し、開廷数95回で3年7カ月に及び死刑判決。2審では被告人は供述を始めたが死刑判決。そして2009年4月21日に最高裁で死刑判決が確定しました。しかし今でもこの死刑囚は再審請求中であります。また識者の中には冤罪を指摘する人もいます。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 5面の社説に「うまい話はあぶない、調整インフレ」とあります。デフレで景気回復の決め手が見えない中で、人為的にインフレを作っていくことを主張する人が出てきたことを受け、このことの危うさを説いた内容です。
 今で言えば、アベノミクスとの名称で、ここ3年半、実行されてきたことです。経済の歯車が回り出すには、何が最初に動くのか,動かすのか、そしてその動きを歯車が回るようにしていく政策が問われているのです。この社説のように怖がってばかりいたら進まないが、進めていく中では常に舵取りに目を配っていく必要があります。このことは今現在の進行状況を見れば明らかなことです。

目にとまった広告
 24面のイリジウムの全面広告「通話エリアは地球です」とあります。9月23日にサービス提供とのこと。実際には11月からのサービス提供となりました。
 当初から指摘されていた投資負担の重さ、それに日本では40万円となったハンドセットの価格で契約数が伸びず、1999年8月にチャプター11を申請し倒産、2000年3月にサービス停止となりました。その後は別会社が全資産を買取り、政府機関や船舶向けなどで営業し、今でも続いているようです。

TV欄を見ると
 テレビ東京21:00「愛の貧乏脱出大作戦」があります。好きな番組でした。この日はうなぎ屋さんの話ですので、野田岩での修行だったと記憶しています。野田岩のおやじさんが「うなぎ屋が熱いっていったら仕事にならないよ」と言ったのが、印象的です。