1993年7月1日(木)の新聞から

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日経「総選挙後に合流、日本新党とさきがけ、3日発表、連立の動きに波紋」
 この7月に総選挙があり、自民党だけでは過半数に届かず、この日本新党とさきがけがキャスティング・ボートを握りました。最終的には5党連立(社会・新生・公明・民社・社民連)に日本新党とさきがけが加わり、日本新党の細川代表を首班とする細川内閣が誕生し、自民が下野して55年体制が崩壊しました。


読売「米、各国に品目制限提案、ココム規制、サミットで表明へ、ロシア支援念頭に」
 1950年から活動した対共産圏輸出統制委員会、通称ココムは1994年に解散しました。この中の兵器輸出に関する部分は、ワッセナー条約に引き継がれました


朝日「サミットでの推進難色、新ラウンド、仏大統領会見、解決の場ではない」
 1週間後に迫った東京サミットでは、1986年から始まった貿易の自由化や多角的貿易を促進するために行われた通商交渉、ウルグアイ・ラウンドの取り扱いがテーマの一つでした。

結局ウルグアイ・ラウンドは翌年には終わりとなりました。


この日の読売新聞から

気になった記事
 3面に「猪木党首が辞任、江本氏が代行に、スポーツ平和党」との見出しがあります。辞任の理由は、党を守るためとのことです。この党は1989年に届出され、2006年に解散しました。


目にとまった広告
 13面に細長いトヨタの広告があり、真ん中にヒッチコックの写真があり、「あの車はなぜマークされるのか」とのコピーがあります。マークⅡの宣伝なのですが、ヒッチコックを起用した狙いは何故だったのでしょうか。TVのCMでもヒッチコックが起用されていたとのことです。1980年に亡くなったヒッチコックのかつての映像を使ってマークⅡを紹介しているCMは、YouTubeで2種類確認できました。


TV欄を見ると
 NHK教育 20:00からの「ETV特集」は、「伝説のドラマー ミルフォード・グレーブス、肉体のビートを聴け」との内容です。放送から25年以上経っていますが、再放送を望みます。