1985年1月1日(火)の新聞から

トップ記事

日経「繁栄の新世紀、競い合う、日本走らすXカー」
 この日初回の「アジアは翔る」です。Xカーとは韓国の現代がアメリカ市場に投入する小型車のことで、日本の脅威になるのではとのことです。


読売「100億円 課税回避、オリエント・リース社、海外にプール 運用、関連100社、税制の盲点をつく」
 税制の盲点をつくのは常套手段なので、悪く言われることではなく、記事もそこには気を使った書き方になっています。ちなみに同社は1989年に社名をオリックスに変更しました。


朝日「軍縮の枠組み探る 米、宇宙兵器を最重視 ソ、米ソ外相が本社へメッセージ、ジュネーブ会談へ抱負」
 米はシュルツ外相、ソ連はグロムイコ外相です。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 3面に「大学九月始業検討へ、臨教審、国際化への主張酌む」との見出しがあります。

 日本は1872年に最初の「学制」を公布した際には九月入学となっていたようです。しかし1886年に官公庁の会見年度が四月始まりになったことから、四月入学が定着したとのことです。

 最近では「大学九月始業」論議は聞かれません


目にとまった広告
 同じく3面に「賀正」と書かれた三豊製作所の広告があります。今ではミツトヨと1987年に商号変更した会社と、そのままの三豊製作所という会社があります。どちらも前株なので、この広告主がどちらなのかは分かりませんでした。


TV欄を見ると
 NHK教育 20:00からは「ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート」の生放送です。この年はマゼールの指揮でした。ちなみに1986年まではウィーン・フィルの常任指揮者が指揮を行っており、マゼールも7年連続で指揮を行いました。