1982年1月1日(金)の新聞から

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日経「繁栄きわめ鎖国の夢、開国革命で活力を、均整とれた高度技術国家へ」
 新コラム「日本とは何か」の1回目です。経済を切り口にこれからの世界の流れを示し、日本の進むべき道を説いています。このコラムから36年、今の日本の反省点を予言していた内容です。

読売「世界公共投資基金、サミットで提唱へ、5000億ドル集め大事業、経済活性化の決め手に」
 この世界公共投資基金は構想としては立派なものでしたが、実現には至っておりません。

朝日「地球の危機救おう、緑守る基金を訴え、米ソなど首脳に電報、自然保護・軍縮議連」


この日の朝日新聞から

気になった記事
 2面にあるコラム「記者席」は「ワンワン会、72歳の春迎え」との見出しです。戌年のこの年、衆参両院での年男は58人いるとのこと。その中でもこの年72歳になる明治43年生まれの議員は「ワンワン会」という親睦団体を作って、年1回交流しているとのことです。最盛期は30名ほどいましたが、この年には12名とのことです。自民党の会員は従順で、野党の会員は吠えたり噛みついたりする人が多いと、記者は感想を述べています。


目にとまった広告
 6面に講談社、7面に平凡社の広告があり、百科事典の全盛期であることが伺えます。


TV欄を見ると
 おせち番組一色の中で、テレ朝19:30からはプロレス中継であります。内容は「猪木vsR.ボック、B.バックランドvs藤浪、タイガーマスクvsD.キッド」です。私はこれを見ていたはずですが、試合内容は思い出せませんでした。