1973年5月30日(水)の新聞から

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日経「物価抑制へ総合策急ぐ、機動的・果断に実行、政府・日銀、多様な要因に対処、スタグフレーション警戒の声」
 スタグフレーションは経済の循環なのか、構造的に起きるのか、私はそんなことを勉強していました。


読売「国会きょう審議再開、防衛庁長官に山中氏、増原氏辞任、社共 内閣責任追及へ」

朝日「国会やっと正常化、きょうから審議を再開、防衛長官に山中氏、田中政権になお苦難、国鉄・健保など焦点」

 不用意発言が相次いでいました。二日目には衆院議長の中村氏が辞任、理由は「(野党を)ごまかした」と発言したことでした。続いて防衛長官の山中氏は、天皇陛下へのご説明内容をもらしたとのことでした。この山中氏の件の経緯をネットで調べたのですが、見つかりませんでした。


この日の読売新聞から

気になった記事
 15面に追跡というコーナーがあります。これは読書からの当初を元に、「追跡」して行くものです。この日は57歳男性からの投書で、「規定時間までなぜ見せぬ、国立科学博物館」との見出しです。投書の方が16:30閉館を意識しながら見学していたら、16:14に「もう終わり、出て下さい」と言われ、突然電灯が消えたとのことです。追跡結果の見出しは、「閉館イコール勤務終了、民間とはサービス大違い」とのことです。

この記事の時期は私が世間を意識し始めたときですが、「お役所仕事」という言葉をよく聞いていました。徐々に良くなって行きますが、民間と比べるとまだまだです。

しかし映画を見ると、この手の「お役所仕事」はよく見るシーンです。万国共通のことなのでしょう。


目にとまった広告
 6面に「都心より1時間の優雅な27ホールズ 丘陵 林間コース」との広告があります。佐野ゴルフクラブを運営するカネスと、販売提携している京王百貨店の広告です。「個人正会員200万円、法人正会員400万円」となっています。
 このコースは今でもカネスが運営して頑張っている、栃木県佐野市にあるゴルフ場です。因みに現在の個人正会員権相場は、売り15万円 買い5万円、名変30万円、年会費2.5万円、庶民のゴルフ場になっています。


TV欄を見ると
 NHK教育21:00からの「通信高校 英語A1」のお題は、「タイガーズとスパイダーズ」です。身近なテーマでお勉強なと思ったのですが、この大人気グループ・サウンズは1971年と1970年に解散しています。また両グループ名の最後は濁らないのが正解。このお題をどのように扱った英語授業だったのか、興味があります。