1969年1月3日(金)の新聞から
(録音日の2日は休刊日のため、その翌日の新聞)

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日経「都銀に再編成の火つく、三菱・第一銀合併へ、両頭取、原則的に合意、第一側に強い反対の声」

読売「三菱第一銀行の名で、両行、合併方針あす発表、実質上は対等、形式は第一が三菱吸収」

朝日「日本海沿岸に大雪、上信越線、マヒ状態」

 朝日も一面で合併を報じています。結果としてはこの合併は実らず、第一銀行は1971年に日本勧業銀行と合併しました。この第一・三菱の一件は高杉良により「大逆転!—小説三菱・第一銀行合併事件」という小説になりました。


この日の朝日新聞から

気になった記事
 3面に「テスト飛行に成功、ソ連の旅客機TU144、超音速機、実用化へ踏み出す、音速の約二倍出す」とあります。120人乗り、時速2500km、6500kmの無着陸飛行がその性能とのことです。大晦日にこの報道のテスト飛行、1971年7月1日に初飛行となりました。これは技術力で西側に負けられないソ連の意気込みの結果でした。しかしながら2度の墜落事故で、僅かな飛行実績だけで運航停止となりました。

目にとまった広告
 1面 新聞名下の広告に「ことしも品質の賀茂鶴をよろしく」と、一升瓶ともに書かれています。私はこのお酒とは縁がなく調べてみましたが、かなり有名なお酒ですね。江戸初期に創業、1900年にはパリ万博では名誉大賞を受賞しております。

TV欄を見ると
 所謂おせち番組が殆ど見られません。