1966年9月12日(月)の新聞から

トップ記事

日経「不足額2700億、来年度地方財政計画を検討、自治省、国債財源の一部委譲を」

読売「南ベトナム選挙83%の投票率、政府発表、キ政権威信保つ、激しいテロの中で」

朝日「投票83%と政府発表、南ベトナム制憲議会選挙、信用出来ぬ数字、仏教徒側」

 キ政権とはグエン・カオ・キ首相率いる南ベトナム政府のことです。軍人出身のキ氏は、少将まで昇進した後、1965年2月のクーデターで南ベトナム政府の実権を掌握し、首相を経て、1967年には副大統領に就任しました。1971年には副大統領を辞し、1975年4月30日のサイゴン陥落直前にアメリカの亡命し、貿易商や商店主として成功しますた。ベトナムがアメリカと国交を回復した2004年1月には約30年振りに故国の土を踏み、2011年には入院中のマレーシアの病院で亡くなりました。


この日の読売新聞から

気になった記事
 5面世論広場に「愛情こめた敬老の日に、その日だけでなく、普段の思いやり第一」と、横浜市29歳の方の投書が掲載されています。従来の「としよりの日」が敬老の日となり、その15日を前にした投書です。


目にとまった広告
 15面社会面下の小さな広告「誠、一切解決したすぐ連絡せよ、ふで子」とあります。以前はよく目にした個人から個人への連絡文となる広告、いつの間にか目にしなくなりました。


TV欄を見ると
 タレントというコーナーがあり、伊藤るり子さんのプロフィールが掲載されています。3年目19歳の役者さんの略歴なのですが、ビックリするのは現住所(地番表示が変わってますので掲載します、横浜市鶴見区東寺尾1770)が書かれていることです。今では考えられませんね。
 ちなみにこの伊藤さん、この後も多くの映画に出演し、1973年の結婚を機に引退されました。